離婚時には子の心情に配慮を──見えない傷に気づいていますか?

離婚時には子の心情に配慮を──見えない傷に気づいていますか?

離婚は大人にとっても大きな出来事ですが、子どもにとっては世界が揺らぐほどの衝撃になることもあります。

「子どもは何も言わないから平気」「まだ小さいからわかっていない」──それ、本当にそうでしょうか?

✅ 子どもは気づいています

親の間の空気や会話の雰囲気、普段とは違う緊張感。
子どもは驚くほど敏感に察知しています。

・「お父さんが突然いなくなった…」
・「お母さんがいつもより元気がない…」
・「自分が悪い子だったから?」

こうした思いを胸にしまい込み、誰にも言えずにいるケースは珍しくありません。

✅ 子どもに必要なのは「説明」と「安心」

大人の都合で環境が変わるなら、せめて子どもには正直に、優しく、説明してあげてください。

  • 親同士の問題であって、あなた(子ども)のせいではないこと
  • これからも両親はあなたを愛していること
  • 日常生活がどう変わるのか、安心できるように伝えること

✅ 面会交流も「子どもファースト」で

離れて暮らす親との面会交流は、子どもにとって安心感や自己肯定感を支える大事な時間です。

しかし、親の感情が優先され、会わせない・文句ばかり言うという対応は、子どもの心に二重三重の傷を残すことになります。

おさち法律事務所からの“お節介”

私たちは、離婚の法律相談を数多く受けてきました。大人同士の対立の中で、子どもが静かに傷ついていく姿をたくさん見てきました。

離婚は仕方のないこともあります。でも、「子どもの立場で考える」ということを忘れないでください。

法律のことだけでなく、心のことも含めて、一緒に新しい一歩を考えるお手伝いをさせていただきます。


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おさち法律事務所