離婚後の手続きは意外と面倒!チェックリストで見落としゼロへ

離婚後の手続きは意外と面倒!チェックリストで見落としゼロへ

離婚が成立したあとは「ホッとした」という気持ちが先に来るもの。でも実は、その後に待ち構えている“事務手続き”が思いのほか大変です。

抜けがあると後から不便やトラブルの原因になることも。

特に、名字変更、住所変更、子の親権者になった場合、多くの手続きが必要になります。ここで一度、離婚後の手続きを総点検してみましょう!

✅ 離婚後の主な手続きチェックリスト

  • 離婚届の提出(←これはもう済んでいる前提)
  • 住民票の変更
  • 運転免許証の氏名・住所変更
  • マイナンバーカードの氏名・住所変更
  • 銀行口座の氏名変更
  • 保険証の切り替え(勤務先または国保)
  • 年金の氏名・種別変更(第3号→第1号など)
  • 児童扶養手当の申請(ひとり親世帯向け。申請が遅れると、さかのぼっての支給がされないことがあります)
  • 児童手当の受取人変更
  • 子の氏の変更(必要な場合。家庭裁判所の許可が必要)
  • 保育園・学校への連絡(姓の変更や緊急連絡先)
  • 携帯電話・クレジットカードの名義・住所変更
  • 電気・ガス・水道などライフラインの契約名義変更

✅ 忘れがちな「名義変更」や手続きにも注意

離婚届を提出しても、それだけで全てが終わるわけではありません。実生活に直結する手続きがいくつも残っています。

  • 🚗 自動車・自動車保険の名義変更(車検証・自動車税の請求先も変わります)
  • 💰 生命保険の契約者・受取人の変更(元配偶者のままだとトラブルに)
  • 🧓 年金分割の手続き(事前の情報開示請求・分割請求が必要)
  • 📮 郵便物の転送手続き(元配偶者宛ての郵便が来るのを防ぐ)

これらは、いずれも放置すると金銭や信用に関わる重大なトラブルになることも。
つい後回しになりがちですが、離婚後すぐにチェックしておくことをおすすめします。

弁護士のサポートも活用を

弁護士は、離婚手続そのものだけでなく、その後の生活設計まで視野に入れたサポートを提供できます。特に「姓を変えるかどうか」「子の氏の問題」「年金分割」などは、早い段階で相談しておくとスムーズです。

「ここまでが離婚」と思わずに、「ここからが再出発」と考え、必要な手続きを一つずつ確実に進めていきましょう。


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おさち法律事務所