物損事故における積載物の損害とは?
交通事故で壊れるのは車だけじゃない──積載していた荷物や機材も、実は深刻な損害となることがあります。
1. 積載物の損害、見落とされがちだが深刻
例えば配達中の商品、仕事で使う工具、パソコンや楽器などの私物──これらが事故によって壊れた場合、修理費や買い直しの費用が発生します。
2. 損害の種類と具体例
- 業務用:配達品、建築工具、営業用資料・機材など
- 個人用:ノートPC、楽器、旅行かばん、ペット用品など
- 派生損害:納期遅延、販売不能、キャンセル損失など
3. 保険での取り扱い
事故の相手方の任意保険がある場合、積載物の損害も因果関係が認められれば補償されます。ただし、証拠と金額証明がカギです。
自分の保険に動産補償特約などが付いていれば、そちらでカバーできることもあります。
4. 証拠と立証のポイント
- 破損状況の写真
- 購入履歴、レシート、領収書
- 修理見積書や買い直し費用
- 使用目的を説明できる資料(取引契約書など)
5. トラブルになりやすいケース
- 保険会社が「事故と無関係」と主張して補償を拒否
- 高額品に対して金額や使用目的を疑われる
- フリーランス・個人事業主の損害請求が厳しく見られる
6. 弁護士に相談すべきタイミング
- 保険会社に拒否された・減額された
- 相手方が無保険だった
- 交渉が進まない、打開できない
- 証拠整理や主張の整理に不安がある
7. まとめ
積載物の損害も正当な「被害」です。泣き寝入りせず、証拠を整えて主張を!
必要に応じて、弁護士が交渉・立証をサポートします。
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