信号の“青だった・赤だった”はどう証明する?──信号サイクルの開示請求

信号の“青だった・赤だった”はどう証明する?──信号サイクルの開示請求

交差点での交通事故──
よくあるのが「自分は青だった」「相手が信号無視だ」という主張の食い違いです。
でも、証拠がなければ水掛け論で終わってしまうことも…。
そんなときに役立つのが、信号機の“サイクル表”です。


信号機の「サイクル表」とは?

信号機は自動的に青・黄・赤の点灯を繰り返していますが、
その時間設定(サイクル)は管理されており、記録も残されています
たとえば──

  • 青信号が何秒続くか
  • 黄信号の長さ
  • すべての方向が赤になる「全赤時間」があるか

こうした細かな点灯タイミングは、事故状況の判断に大きく関わることがあります。


どうすれば記録を入手できる?

信号のサイクル表は県警(交通規制課など)や公安委員会が管理しています。
必要があれば、「情報公開請求」を行うことで開示を受けることが可能です。

申請には、事故の日時・場所・信号機番号などが必要となるため、
現場で信号機の番号(柱に表示)を確認しておくとスムーズです。


重要!記録は長く残っていない

サイクル記録は保存期間が非常に短く、1〜3か月程度で消去されてしまうのが通常です(正式な保管期限は不明)。
「しばらく様子を見てから…」と動き出すのが遅れると、証拠が消えてしまうリスクがあります

そのため、信号の色に争いがある場合は、できるだけ早く相談し、証拠収集に動くことが大切です。


おさち法律事務所からのひとこと

信号の色がどうだったか──これは事故責任を左右する重大なポイントです。
けれど、それを証明するための資料には時間制限があることはあまり知られていません。
もし少しでも不安がある方は、早めにご相談ください。
ご相談を受けた時点で、すぐに記録保存の手続きに動くことが可能です。


📍おさち法律事務所|鳥川秀司 弁護士
長野県岡谷市長地柴宮3-17-5 FKビル東204
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