詐欺被害に遭わないために

詐欺被害に遭わないために──お金のトラブルから身を守るためにできること

最近、「知らないうちに詐欺に巻き込まれていた」「家族が被害にあったかもしれない」といったご相談が増えています。
詐欺は、決して「騙される方が悪い」などという単純な話ではありません。
巧妙な手口、感情を揺さぶる演出、そして一瞬の判断のスキをついてくる──誰でも、被害者になりうるのです。


こんな詐欺が増えています

  • 投資詐欺:高配当をうたう未公開株、仮想通貨、海外事業など
  • ロマンス詐欺:マッチングアプリやSNSで親しくなり、お金を無心
  • 還付金詐欺:市役所や税務署を装い、ATM操作を指示される
  • フィッシング詐欺:銀行や宅配業者をかたるSMSやメールで情報を盗む
  • 闇バイト詐欺:「簡単に稼げる」と言って犯罪に加担させられる

だまされないためのポイント

  • 「今だけ」「あなただけ」は危険信号! 詐欺は“特別感”を演出します。
  • 「儲かる」「必ず返す」は要注意! リスクを語らない話は要警戒。
  • お金を払う前に、誰かに相談を! 弁護士・警察・消費生活センターなど。
  • 身内の中での共有も大切。 家族が被害に遭っていないか、時々話し合いを。

もし被害に遭ってしまったら

まずはできるだけ早く、警察に相談してください。
「どうせ取り戻せない」と諦める必要はありません。
詐欺被害に関する情報提供が、同じような被害を防ぐ手がかりになることもあります。
また、振込記録・やりとりの履歴・相手の情報などは、消さずに保管しておきましょう。


おさち法律事務所からのひとこと

私たちは、「誰もが加害者にも被害者にもなりうる社会」に生きています。
詐欺は、ほんの一言のやりとりから始まることもあります。
「自分は大丈夫」と思わず、少しでも不安があれば、誰かに相談する勇気を持ってください。
地域の皆さまの生活を守る一助として、この情報が届けば幸いです。


📍おさち法律事務所|鳥川秀司 弁護士
長野県岡谷市長地柴宮3-17-5 FKビル東204