交通事故の賠償金に税金がかかるのか？

交通事故の賠償金に税金はかかるのか？

交通事故に遭ってしまい、加害者や保険会社から支払われる慰謝料・治療費・逸失利益などの損害賠償金──
これらに税金がかかるのか、不安に思う方も多いかもしれません。
結論から言えば、交通事故に関する損害賠償金には、原則として税金はかかりません。

なぜ非課税なのか？

損害賠償金は、被害者が受けた損害を補うためのお金だからです。
つまり、被害者がもともと持っていた権利や利益を回復するためのものであり、新たな利益を得たわけではないという考え方がされています。
そのため、慰謝料や治療費、後遺障害による逸失利益、さらには死亡事案における損害賠償金も、基本的に非課税とされています。

また、死亡事故により遺族が受け取る損害賠償金についても、相続税の課税対象にはなりません。
これも「損害の補償」であり、「相続によって得た財産」ではないという扱いがなされています。

おさち法律事務所からのひとこと

「損害賠償金に税金がかかるのではないか」と不安になるお気持ちは、よくわかります。
でも、ご安心ください。基本的に、交通事故の賠償金には税金はかかりません。
死亡事故の場合でも、相続税の対象にはなりません。
損害の回復という、本来あるべき姿を取り戻すものとして、安心して受け取ってください。

📍おさち法律事務所｜鳥川秀司 弁護士
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